会社情報

村東商店の買付けのうちの多くを占める気仙沼市唐桑町は古くから漁業を基盤とし、豊かな海と共に刺網、カゴ、釣り漁や定置網漁、養殖業(かき、ほたて、わかめ)などの沿岸漁業が盛んに行われてきました。 リアス式の入り組んだ海岸には数多くの浜（漁港）があり、東日本大震災以前は先代、先々代がその各浜を毎日船で廻って漁師さんより魚を受け取っていました。

昔は車の台数も少なく道も整備されていなかったため、各漁港から魚市場までの道のりは険しく、漁師さんが獲った魚を運ぶのはとても大変でした。 ここで先代たちは船を使い障害の少ない海を通り各浜々（漁港）を毎日廻って漁師さんに代わり魚を市場まで運ぶという支え合いの関係が生まれたのです。
東日本大震災の津波で船が流失したため、現在は三代目が船を保冷車に替えて、唐桑の10箇所以上の浜（漁港）と、さらに隣接する岩手県陸前高田市広田湾の数箇所を廻っています。

先代より受け継がれてきた「自身の目で見て魚を受け取ること、浜の様子を確認すること、漁師の方々とのコミュニケーションをとること」を大切に今日も獲れたての活魚や鮮魚を浜の漁師さんと共に鮮度第一でお届けしています。